漫画『ミンゴ イタリア人がみんなモテると思うなよ』(小学館)で初連載を獲得したイタリア人漫画家・ペッペ。自身は2019年に『テラスハウス東京編』や今年1月3日に放送されたドラマ『潜水艦カッペリーニ号の冒険』に出演するなど、モデル、俳優としての活動も行っている。
1人のイタリア人男性から日本のカルチャーはどう見えているのか、そんな思いからペッペに漫画連載を依頼。連載ではペッペに日本独自のカルチャーを体験してもらい、それをショート漫画にして紹介していく。4回目は東京・小金井市にある「江戸東京たてもの園」を見学。江戸時代後期から昭和前期の代表的な建物が復元されており、その当時の生活の様子を知ることができる。ペッペが「次回作の参考にしたい」ということで訪れた「江戸東京たてもの園」で感じたこととは?
——今回は、ペッペさんの次回作の参考にしたいということで「江戸東京たてもの園」に来ました。実際見学してみてどうでしたか?
ペッペ:次の漫画が昭和初期とかのことを描こうと思っているので、いつか来たいと思っていて、実際に見てみてすごく参考になりましたね。外観とかはよく写真にもあるんですけど、中の様子とかその当時使っていて道具とか広告も再現されていて、そういう細かい部分が知れてよかったです。ただ、思っていたよりも広くて、かなり疲れました(笑)。
——確かに。軽い気持ちで来たら、めちゃくちゃ広くてびっくりしました。約7ヘクタールらしいです。かなり建物の写真も撮ってましたが、特に印象に残ったのはどれでしたか?
ペッペ:写真は2000枚くらい撮ってました(笑)。江戸後期の「八王子千人同心組頭の家」は外の感じは何となく見たことがあったけど、実際に中に入ると思ってたよりも結構広かったですね。トイレとかも再現されていて、『バガボンド』が好きなので、その世界観に少し触れられたのは嬉しかったです。あと、1942年(昭和17年)に建てられた「前川國男邸」は和洋折衷のデザインが良くて、住んでみたいと思いました。
——ペッペさんはイタリアと日本の建築の違いはどう感じますか?
ペッペ:イタリアは日本みたいにどんどん建て替える感じではなくて、ほとんど古い建物がそのまま残っています。渋谷とか今すごい高層ビルだらけだけど、イタリアだとミラノの一部には高層ビルはたくさんあるけど、日本ほどはなくて。僕は畳があって、襖があって、昔の日本家屋みたいな感じが好きですね。でも、実際に住むのは大変そうだけど(笑)。