金氏徹平と小林健太による2人展「Human Behaviour」がリコーアートギャラリーで10月8日から開催

リコーアートギャラリー(RICOH ART GALLERY)はアーティストの金氏徹平と小林健太による2人展「Human Behaviour」を開催する。会期は10月8〜22日。本展で金氏は昨年のリコーアートギャラリーでの個展以来、小林は初めてリコーのプリント技術”StareReap”とコラボレーションを行う。

金氏の昨年の個展「S.F.(Splash and Fragments)」はかねてから取り組んできたコラージュ作品《海と膿》の立体プリント化や、《Teenage Fan Club》《Model of Something》といった代表的なシリーズをリメイクし、表現の拡張に挑んだ。特に高い評価を受けた動物をテーマとした《海と膿 動物図鑑》を本展ではさらにクローズアップし、猫をテーマにした連作を発表する。

一方、小林はStareReapと初めてコラボ。写真撮影したイメージにデジタル処理を施し、それをさまざまな手法でアウトプットしてきた作家にとって、立体プリントはかねてから興味のあった技術だった。発表する新作は、すべて渋谷を舞台としたシリーズ。水晶のように抽象的なイメージとStareReapの立体印刷が結びつき、時が静止したようなモノクロームの世界が作品に広がる。

展題である「Human Behaviour」とは、人間の行動と訳すことができます。当然のことながら、美術という表現は他の動物には存在しない、人間のための活動です。金氏・小林の両者の作品は、私達にとって身近なものを主題に作品を制作しています。親しみやすいモチーフを通じて、人間の行動を、少し違った角度から考えてみるのが本展の試みだという。

■『金氏徹平・小林健太 2人展 Human Behaviour』
会期:2022年10月8〜22日
会場:RICOH ART GALLERY
住所:東京都中央区銀座5-7-2 三愛ドリームセンター8F / 9F
時間:12:00〜19:00 ※最終日18:00終了
休日:日・月・祝 
https://artgallery.ricoh.com/exhibitions/teppeikaneujixkentakobayashi_human-behaviour

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TOKION EDITORIAL TEAM

2020年7月東京都生まれ。“日本のカッティングエッジなカルチャーを世界へ発信する”をテーマに音楽やアート、写真、ファッション、ビューティ、フードなどあらゆるジャンルのカルチャーに加え、社会性を持ったスタンスで読者とのコミュニケーションを拡張する。そして、デジタルメディア「TOKION」、雑誌、E-STOREで、カルチャーの中心地である東京から世界へ向けてメッセージを発信する。

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