フランス・ジョバンとリチャード・シャルティエによるコラボプロジェクトDUOによる展覧会「re. DUO」がスタート

ギャラリー「LOWW Gallery」は、フランス・ジョバン(France Jobin)とリチャード・シャルティエ(Richard Chartier)による初のコラボレーション・プロジェクトDUOによる展覧会「re.DUO」を3月5日まで開催している。

同展は彼等がリリースした「DUO」をベースに構成しており、それぞれの作品を設置し、その空間をDUOとしてのスケールで演出する。空間と時間の境界線によって区切られた複雑で繊細なシステムの中で音が交錯し、非時間的かつ浸透するような雰囲気を作り出す。2人の日本限定の版画シリーズも展示販売する。

フランス・ジョバンは、カナダ・モントリオールのサウンド・インスタレーション・アーティストで作曲家、キュレーター。彼女のオーディオアートは、アナログとデジタルが交差する複雑な音環境に対するミニマルなアプローチを示す“サウンドスカルプチャー”と呼ぶことができる。2009年以来、彼女は量子力学に焦点を当てており、プロジェクトの多くは、真空崩壊や超ひも理論、最近では、「もつれ」に関連する理論に触発されている。2021年には「Mutek Mtl 2021」でヴィジュアル・アーティストのマルクス・ヘックマン(Markus Heckmann)とプレゼンテーション「Entanglement A/V」を演じている。

リチャード・シャルティエは、ロサンゼルスを拠点に活動するアーティストで、ミニマルサウンドアートの重要人物の1人とみなされている。作品は、音の空間的性質、静寂、焦点、知覚、そして聴くという行為そのものの相互関係を探求している。サウンド作品やインスタレーションは、ホイットニー・ビエンナーレや東京のNTT/ICCで開催されたサウンドアート展「Sounding Spaces」を含む国際的な美術館やギャラリーで展示されている。2000年以来、録音レーベル「LINE」を運営しており、現代、デジタル・ミニマリズムのアートを探求するサウンド、ヴィデオアーティストの作曲およびインスタレーション作品を記録した約100種類のエディションを発行している。

■re. DUO
会期:3月5日まで
会場:LOWW
住所:東京都目黒区大岡山1-6-6 1F
時間:12:00〜18:00
休日:水曜日

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TOKION EDITORIAL TEAM

2020年7月東京都生まれ。“日本のカッティングエッジなカルチャーを世界へ発信する”をテーマに音楽やアート、写真、ファッション、ビューティ、フードなどあらゆるジャンルのカルチャーに加え、社会性を持ったスタンスで読者とのコミュニケーションを拡張する。そして、デジタルメディア「TOKION」、雑誌、E-STOREで、カルチャーの中心地である東京から世界へ向けてメッセージを発信する。

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