ヘアデザイナー加茂克也の約20年にわたる創作活動を紹介する展覧会が3月21日から開催 約400点の作品を一挙公開

2020年2月に亡くなったヘアデザイナー加茂克也の約20年にわたる創作活動を紹介する展覧会「KAMO HEAD ‐加茂克也展KATSUYA KAMO WORKS 1996-2020‐」が表参道ヒルズの本館B3F「スペース オー」で開催される。会期は3月21日から4月2日まで。

本展では生前に加茂克也自身が企画・構想した内容をもとに、国内外のコレクションで使用された約200点のヘッドピースをはじめ、プライベートな時間に制作していた箱型のアートピースなど、合計約400点の作品を一挙公開。また、本人が使用した制作道具や創作過程を垣間見ることができるポラロイドブックを交えながら、数々の作品が生まれたアトリエも再現する。その他、過去に出演したTV番組「デザインあ」の映像上映や、過去の作品を収録した作品集の販売も行う。

加茂は、1990年代から「シャネル」「フェンディ」「「ジュンヤ ワタナベ」など、数々のトップメゾンのコレクションでヘアデザインを歴任。ヘアデザインの概念を“美容室から生まれる髪型”から“イマジネーションを表現する場”へと昇華し、唯一無二の存在として高く評価され続けてきた。一方近年では、それまでランウェイで培ったものをベースに、ヘアデザインだけでなく、空間デザインやアートディレクション、自身としての作品制作など、その活動の領域を拡げていた。

加茂克也(かも・かつや)
ヘアデザイナー。1965年福岡県生まれ。1990年に渡仏。帰国後、ファッション雑誌を中心に広告やショーなど幅広く活躍。1996年から「ジュンヤ・ワタナベ」、1997年から「アンダーカバー」のコレクションを手掛ける。2003年、毎日ファッション大賞グランプリを受賞。2005年からは活動の場を海外に広げ、モード誌やアート誌でも活躍。2008年以降は、多くのファッションショーやキャンペーンビジュアルを手掛ける。2015年に個人事務所「KAMO HEAD」を立ち上げ独立。その後も東京、ニューヨーク、パリを中心にグローバルに活動。2020年2月、54歳で永眠。

■「KAMO HEAD ‐加茂克也展 KATSUYA KAMO WORKS 1996-2020‐」
会期:2023年3月21日~4月2日
会場:表参道ヒルズ 本館B3F スペース オー
住所:東京都渋谷区神宮前4-12-10
時間:11:00~21:00
※3月26日、4月2日は20:00まで。 
※入場は閉場30分前まで 
休日:無
入場料:無料
https://www.omotesandohills.com/events/event/2023/008265.html

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TOKION EDITORIAL TEAM

2020年7月東京都生まれ。“日本のカッティングエッジなカルチャーを世界へ発信する”をテーマに音楽やアート、写真、ファッション、ビューティ、フードなどあらゆるジャンルのカルチャーに加え、社会性を持ったスタンスで読者とのコミュニケーションを拡張する。そして、デジタルメディア「TOKION」、雑誌、E-STOREで、カルチャーの中心地である東京から世界へ向けてメッセージを発信する。

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