YOSHIROTTENがアート・プロジェクト「SUN」を発表 NFTのリリースや大型インスタレーションも

アーティストのYOSHIROTTENが、コロナ禍の2020年初頭に制作を開始した365枚のデジタル・イメージに端を発するアート・プロジェクト「SUN」を発表した。同プロジェクトは、インスタレーション、NFT、プリント・エディション、バイナル・レコード、書籍など、多岐にわたるメディアで構成される。

3月21日 (春分の日であり、太陽の日) には、本プロジェクトのオフィシャルサイトがオープンし、全365点のデジタル・イメージが公開され、自身初となるNFTなどをリリース。4月1~2日には、国立競技場の大型駐車場スペースにてインスタレーション展覧会も開催される。

YOSHIROTTENは、コロナ禍で突き付けられた行動の制限を創造性に転換するかのように1日1枚のイメージを制作することを決め、その後1年間にわたって制作を続けてきた。周囲の色彩を反射する銀色の太陽のイメージは自動生成ではなく、デジタル・ツールを用いた手作業で着彩されており全てが異なる独特の印象を持っていおり、タイトルには、1月1日から12月31日までの日付が付けられている。

2022年になってから、「SUN」は散発的にさまざまな場所とメディア、渋谷の街頭ビジョンでのゲリラ映像上映、RAINBOW DISCO CLUBや山梨・GASBONでのインスタレーション、京都でのシークレット・プレゼンテーション、MUTEKでのオーディオ・ビジュル・ライブなどで展開されてきた。

YOSHIROTTEN (ヨシロットン)
1983年生まれ魚座。ファインアートと商業美術、デジタルと身体性、都市のユースカルチャーと自然世界など、複数の領域を往来するアーティスト。東京、ロンドン、ベルリンでの個展を経て、2018年TOLOT heuristic SHINONOMEにて大規模展覧会「FUTURE NATURE」を開催。「見えないものの可視化」をテーマに、1300平米に及ぶ空間を用いた、平面・立体・映像作品を組み合わせた巨大インスタレーションを発表した。また、欧米ラグジュアリーブランドや国内外のミュージシャン、東京のアンダーグラウンドクラブから現代美術フェアまで幅広いクライアントを持つアートディレクター。代表を務めるデザイン・スタジオ「YAR」では、広告・イベント・ロゴタイプ・内装/外装デザイン、ウェブ・映像など、商業に於いて、視覚芸術が関わるほぼ全ての範囲で、膨大な量の仕事を手掛けている。

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TOKION EDITORIAL TEAM

2020年7月東京都生まれ。“日本のカッティングエッジなカルチャーを世界へ発信する”をテーマに音楽やアート、写真、ファッション、ビューティ、フードなどあらゆるジャンルのカルチャーに加え、社会性を持ったスタンスで読者とのコミュニケーションを拡張する。そして、デジタルメディア「TOKION」、雑誌、E-STOREで、カルチャーの中心地である東京から世界へ向けてメッセージを発信する。

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