芸術家ソー・ソウエンの個展「絶えず壊れてきたし、 壊れ続けている(壊れてはいない)」が群馬県高崎市で開催

群馬県高崎市にあるギャラリー「rin art association」は、芸術家ソー・ソウエンの個展「絶えず壊れてきたし、 壊れ続けている(壊れてはいない)」を4月2日〜5月28日に開催する。

同展は、映像インスタレーション「bellybutton and breathing」と「tie」シリーズ及びパステル作品の約30 作品で構成し、学生時代から近年までの創作活動を一望することができる。これらの作品群は、他者性に関心を寄せつつ実践的に制作しているため、鑑賞者に自我の在処や主体と客体の境界を問いかけるという。

ソウエンは、今回の制作について次のようにコメントしている。「展示に向けて構成を考え、制作していく時間は、これまでの活動を一度自分なりに紐解き、そしてまた縫い合わせて結び 直していくような作業でした。 思えば、どうしてわたしたちは『わたし』というフィクションを背負って生きていくのだろう。その問いに身体を介して 応えていくことが制作だったように思います。そして、近年パフォーマンスやインスタレーションの制作を通して、少し ずつ、『わたし』から『わたしたち』へと興味が広がっているのを感じます」。

ソウエンは福岡県出身の芸術家で、「わたし」や「身体」への興味をもとに絵画・インスタレーション・パフォーマンスなどを制作する。これまでに「ささやかな叫び」(The mass、東京)、「Al Borde」(Taller Sangfer 、メキシコ、オアハカ)等、国内外の展覧会で作品を発表してきた。2022年には福岡アジア美術館レジデンスプログラムに招聘されている。

■soh souen個展「絶えず壊れてきたし、 壊れ続けている(壊れてはいない)」
会期 : 4月2日〜5月28日
会場 : rin art association
住所 : 群馬県高崎市岩押町5-24
時間 : 11:00〜19:00
休日 : 月、火

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TOKION EDITORIAL TEAM

2020年7月東京都生まれ。“日本のカッティングエッジなカルチャーを世界へ発信する”をテーマに音楽やアート、写真、ファッション、ビューティ、フードなどあらゆるジャンルのカルチャーに加え、社会性を持ったスタンスで読者とのコミュニケーションを拡張する。そして、デジタルメディア「TOKION」、雑誌、E-STOREで、カルチャーの中心地である東京から世界へ向けてメッセージを発信する。

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