現代美術家フィリップ・クスティックの日本初となる個展が渋谷パルコで開催 ライヴパフォーマンスやグッズ販売も

渋谷パルコは、スペイン人アーティストのフィリップ・クスティック(Filip Custic)の日本初となる展覧会「human product」を4月7〜24日に「パルコミュージアムトーキョー(PARCO MUSEUM TOKYO)」で開催する。

フィリップ・クスティックは同展のために、芸術活動のエッセンスを表現する作品を新たに制作した。同展は、人間の存在そのものや自分自身をオペレーティング・システム(OS)としてアップデートする能力、そして人生に意味を与える複雑なシステムを作り出す人間の傾向について鑑賞者に問いかける。フィリップは写真や動画、彫刻、パフォーマンス等さまざまな手法を用いて、身体・心・テクノロジーの3つの要素がどのように相互作用して私達のアイデンティティを形成しているのかを探求してきた。インターネットの文化に焦点を当てた彼の作品は、人間味のない個人やフィルター、フォトショップで加工を施した「もう1人の自分自身」の背後に見え隠れするキャラクターが持つ、均質な外見と不思議な優しさの両面を映し出す。

展示に加え、4月21日にはフィリップ・クスティック本人が会場でライヴパフォーマンスを行う。また、会場内のショップでは作品の他、Tシャツやトートバッグ、サイン入りポスター、ステッカー等を販売する。ショップは再入場不可で1人1会計のみで、ライブパフォーマンスや販売商品の詳細は公式サイトに掲載する。

スペインのテネリフェ島サンタクルスで生まれたフィリップは、ロザリア(Rosalía)やリル・ナズ・X(Lil Nas X)等世界的に著名な歌手とのコラボレーションでも知られる。作品はドイツのライプツィヒ造形美術館(MdbK Leipzig)やイタリアのパラッツォジュスティニアンロリン(Palazzo Giustinian Lolin in Venezia)、アートバーゼルマイアミ(Art Basel Miami)等、世界中で展示されている。

■filip custic exhibition “human product”
会期 : 4月7〜24日
会場 : PARCO MUSEUM TOKYO(渋谷PARCO 4F)
住所 : 東京都渋谷区宇田川町15-1
時間 : 11:00〜21:00 ※入場は閉場の30分前まで ※最終日18:00閉場
入場料 : 一般 ¥500、小学生以下無料

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TOKION EDITORIAL TEAM

2020年7月東京都生まれ。“日本のカッティングエッジなカルチャーを世界へ発信する”をテーマに音楽やアート、写真、ファッション、ビューティ、フードなどあらゆるジャンルのカルチャーに加え、社会性を持ったスタンスで読者とのコミュニケーションを拡張する。そして、デジタルメディア「TOKION」、雑誌、E-STOREで、カルチャーの中心地である東京から世界へ向けてメッセージを発信する。

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