「好きなこと、長期的に納得できることをやっていくことが大事」 Lampが語る最新アルバム『一夜のペーソス』と変わらない音楽へのスタンス

Lamp
染谷大陽(そめや・たいよう)、永井祐介(ながい・ゆうすけ)、榊原香保里(さかきばら・かおり)の3人で、2000年に結成。2003年にインディーレーベルMotel Bleuより1stアルバム『そよ風アパートメント201』をリリース。2014年にタワーレコード[NO MUSIC, NO LIFE]のポスターに選出される。2017年と2018年それぞれに、東アジアをまわるワンマンツアーを行った。2018年に8枚目となるアルバム『彼女の時計』をリリース。リキッドルームやキネマ倶楽部でのワンマンライブがソールドアウトとなる。同年、インドネシア初公演も行った。2023年10月10日、Lampの最新アルバム『一夜のペーソス』がデジタル・リリース。
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2023年10月10日、Lampの最新アルバム『一夜のペーソス』がデジタル・リリースされた。ブラジル音楽、ソウル・ミュージックをはじめ、ソフト・ロックやフォーク、ときに「和」のテイストまで、様々な要素が縦横無尽に織り込まれた全20曲、トータル75分の作品だ。入念なプロダクションと真摯なミュージシャンシップによって構築されたいつもながらの高品位ぶりの一方で、作曲やアレンジはもちろん、特にミックス面での挑戦的な試みも耳を引く。

既に各所で話題となっている通り、Lampといえば、数年前から海外リスナーの間で急激に人気を高めていることでも知られている。今や、Spotifyの月間リスナー数は230万人を超え、「海外から支持される日本のアーティスト」の筆頭に躍り出た感もある。

そんな中、事前宣伝活動もなくリリースされた本作『一夜のペーソス』。この大作は、どのように制作されたのか。そして、「海外からの人気」を巡るアンビバレントな思いとは。染谷大陽、永井祐介、榊原香保里の3人に話を訊いた。

全20曲の大ボリューム

——今作『一夜のペーソス』は、2018年の前作『彼女の時計』から5年ぶりの新作ということで、以前のペースに比べるとやや間が空いた印象です。

染谷大陽(以下、染谷):気持ち的には以前のようにコンスタントに出していきたいんですが、作品を重ねるごとに自分達の中で納得できる基準のハードルが上がってくるんですよね。それと、やっぱりこれだけの期間活動していると、モチベーションを保ち続けるのも難しくなってきます。プライベートでも、僕に初めての子供が生まれたり、制作中に母が要介護になり、そして亡くなったり……そういうことがあって、どうしても時間が空いてしまったんです。あとは、僕と作曲を分け合っている永井の不調というのが一番大きかったですね。

永井祐介(以下、永井):複雑な話ではなくて、単純に気持ちが音楽に向かわなかったという感じで……。僕らって、ライブをしょっちゅうやっているわけじゃないし、レコーディングをしている時以外は自分がミュージシャンであるっていう自覚があまりないんです。だから、いざ作ろうという時に気持ちを持っていくのがなかなか難しいんです。日々生活を続けていく中で、どうしても音楽を作るということの優先度が下がってしまうというか。

——その辺り、榊原さんはいかがですか?

榊原香保里(以下、榊原):私はそんなに気持ちの浮き沈みっていうのはなかったですね。永井のことも特に心配はしていませんでした。もともとそういう人なんで、あんまり深刻な話じゃないなって(笑)。

永井:まあ、「もう音楽を作るのが耐えられない」とか、そういう意味でのスランプではなかったかな。ただ、「果たして完成するんだろうか……」って思うことが何度もあって。実際、今回のアルバムは全て自分一人で仕上げた曲っていうのはわずかで、染谷先輩や香保里さんに手伝ってもらってなんとか完成させたっていう感覚です。

——そういう状況ながらも、全20曲という大ボリュームのアルバムになったのはなぜなんでしょう?

染谷:曲を作り始めたのが2019年くらいで、そこから少しづつ形にしていって、11月くらいにアルバムの基本方針が見えてきたんです。その時点では、僕が7曲、永井が5曲書いてこようという話を2人に伝えて、2020年の3月を一旦の締め切りにしていたんです。けど、さっき言った通り永井の曲がなかなかあがってこなくて、その間、僕が予定よりもかなり多くの曲を書いてストックが貯まってきたんです。レコードにしたら2枚組にもなるような大ボリュームのアルバムを出す機会も今後なかなかないだろうし、単曲リリースが主流になってきている今、20曲入りのアルバムをドンと出すのもインパクトあるよな、と思ったんです。

——ただ曲数が多いというだけじゃなく、1曲1曲がしっかり完成されていて、すごく高密度の内容になっていると感じます。

染谷:ありがとうございます。自画自賛したいわけじゃないですけど、今回はホントに自分が先導して頑張ったアルバムですね(笑)。だから、初めてプロデューサーのクレジットに自分の名前を書きました。

——アルバムの内容自体からも、染谷さんがバンドを引っ張っていく力や情熱を感じます。きっと創造面はもちろん、制作に関わる事務処理的な部分でもそうなんじゃないかと推察しました。

永井:当たってますね。自分が年をとってみると、染谷先輩のそういうマメさみたいなところはスゴいなと思います。昔はちょっとからかったりもしてたけど……(笑)。そのおかげでバンドが続いてるっていう部分はあると思います。

榊原:そうだね。

1曲1曲丁寧に作る

——今の時代、生楽器を構築的に重ねていく音楽であっても、DAW等を駆使することによってある程度コンパクトな形で制作することが可能になっていると思うんです。けど、今作のクレジットをみると、膨大なミュージシャンが実際にセッションに参加していて……この方々のスケジュールを調整するだけでも相当骨が折れるだろうなと思いました。自主リリースでこういうやり方を貫くというのも、情熱がなくてはできないですよね。

染谷:まさにそうですね。今年に入ってから気持ち的にエンジンがかかってきて、そういう事務的なところも全部僕が進めていきました。そういった事務的な大変さや創作に対する情熱もそうですし、もう一つ言うなら、今の時代としてはかなりお金を掛けたアルバムだと思います。

——かねてからLampの作品に織り込まれていたブラジル音楽やソウルミュージック、ポップス等のハイブリッドな音楽性が、丁寧なセッションを重ねることによってより一層深化している印象を受けました。

染谷:やっぱり、1曲1曲丁寧に作っていきたいという気持ちがあって。仮に自宅の環境で完結できるものを作ったとして、結局それは自分が納得できるものにはならないと思ったんですよね。

——数年前のインタビューで、永井さんは自身の歌声にコンプレックスを持っているとおっしゃってましたが、本作の歌録りはいかがでしたか?

永井:いまだに慣れないですね。昔ほどではないんですけど、自分の声を聞くとストレスを感じちゃうんですよ。

——いわゆる「シンガー・ソングライター・ボイス」的な奥ゆかしさがある歌声で素敵だと思います。

永井:言わんとしていることはわかるんですけど、自分のことになっちゃうとどうしても……。でもまあ……今ではもう諦めてますけど(笑)。

——榊原さんはいかがですか?本作のご自身の歌唱について。

榊原:こういう言い方するとすごい鈍感な人みたいだけど、前までとやり方も印象もほとんど変わってないです(笑)。ただ、年々花粉症が酷くなって。他の人は気づかないかもしれないけど、自分では気にしている曲もあります。

染谷:香保里さんの歌録りであんなにたくさんテイクを重ねたのは今回が初めてじゃない?そういう意味ではいつもより苦労したとも言えるよね。

——歌唱のニュアンスも含めて、アルバム全体の傾向として、以前までに比べるとより一層落ち着いたトーンになっているように感じました。もちろん、アレンジとかはとてもウェルメイドなんだけど、以前よりもどこか内向的というか。

染谷:若い頃は「なにかすごいものを作ってやるんだ」っていう意気込みが強くあって、それは曲やサウンドに反映されていたと思うんです。けれど、時間が経つとともに、世界の片隅で何気なく演奏されているような音楽の方がリスナーとして素直に心に響いてくるなという気持ちが強まってきたんです。今作はまさにそういう気持ちで作っていったので、今おっしゃったような印象を与えるんだと思います。作曲、録音、編集にしても、そういう感覚を信じながら作業していきました。聴いてくれた人全員になんとなく刺さるよりも、その中の一人の人に深く刺さればいいし、その深さが深いほどいいな、と。まあ、そういう意識は昔から持ってはいたんですが。

——ミックスの方法論もだいぶ変わりましたよね?よりプライベートで親密感が増した印象です。定位感やEQ(=イコライザー)等も、かなり攻めている部分が目立ちます。

染谷:もともと独学で作曲や編曲を学びながらやってきたんですが、それはミックスについても同じでした。数年前、NegiccoのKaedeさんのミニ・アルバム『秋の惑星、ハートはナイトブルー。』をウワノソラの角谷博栄さんと共同でプロデュースした時から、自分でPro Toolsをいじるようになったんです。その時は途中まで自分でミックスして、その後エンジニアさんに投げるっていう形だったんですが、今回は最初から最後まで、永井がやった「夜の霧雨」を除いてすべて自分がミックスを担当しました。過去のLampの作品と今作の一番の違いはそこだと思います。

定位に関しては、一旦は歌やキック、ベース等がセンターにあるような王道の手法を試したりもしたんですけど、そういうものって、迫力だったり、音響的な綺麗さや聴きやすさだったり、ひいてはマーケティング的な思惑だったり、いってみれば短期的に消費されるための目標にあわせた音作りだと思ったんです。実際60年代以降のポップスを振り返ると段々と現在のミックスの方向に整ってきているのがわかると思います。僕は自分なりに「長期的に聴かれる音楽とはこういうものなんじゃないか」と仮説を立てて考えて、結果、最終的に王道から外れたようなミックスになったんです。

永井:自分も、そういうミックスの方向性には最初から良い感触があったので賛同していました。だから基本的には染谷先輩に委ねてました。個人的に最後まで迷ったのは、トラックダウンしたデータをアナログテープに通すか通さないか、っていう点ですね。試しにやってみって、良くなったといえば良くなった気もする一方、必ずしもすべてがそうともいえないような気もしていて、最終的には曲ごとに決めていきました。

榊原:私は、はじめヴォーカルの定位にちょっと違和感があったんだけど、最終的には今の状態がいいなと納得しましたね。

染谷:聴いた人が「極プライベートな作品」と感じられるようなものになっていると良いなと思ってます。

海外での人気とストリーミングサービス

——これまで皆さんは、「短期的に消費される音」をそうやって意識的に避けてきたと思うんですが、この数年間で、ある意味「短期的な消費」の象徴ともいえるストリーミング・サービス上で爆発的な人気を獲得することになりましたよね。いつ頃からそういった動きに気付いたんでしょうか?

染谷:明確に「バズ」という形で認識したのは、2021年の6月くらいでした。一方で、ここ2年くらいのネット上の一連の動きとは別に、結構前から割りと海外からの問い合わせ等はありました。2000年代半ばに韓国のレーベルからリリースの話がきたり、ライブに誘われて出演するとすごく盛り上がってくれたり。多分、もう一つのきっかけになったのが、2000年代後半に自分達の音源が違法アップロードされて海外でじわじわ聴かれるようになっていったことだと思います。その時は、聴いてくれる人がいて嬉しいな、みたいな素朴な気持ちでした。当時から、うまくいけば日本以外の人達にもたくさん聴いてもらえるんじゃないか?とは思っていたんです。

榊原:中国や韓国に行くと、やたらに「恋人へ」の曲とか「二十歳の恋」が人気だったよね。当時はなんでそればっかり人気なのか謎だったけど。

永井:そうそう。こう言ってはなんだけど、自分達の中ではそこまで存在感があるわけではない曲がすごく人気っていうのが面白かったですね。海外の人達が好む特有のテイストっていうのがあるんだろうな、と思ってました。

染谷:僕らが気づいてないだけで、作品が持っているパワーっていうのがあるのかもね。

——Lampの音楽に限らずですが、そういう新しい世代のリスナーにとっては、「切なさ」や「ノスタルジー」といった感覚がキーになっているようですね。

染谷:リスナーとしてそういう感覚を抱かせる音楽に感動させられてきたから、自分で作る上でも自然とそういう要素が出ているのかもしれませんね。

——その後2010年代半ばにRedditへ曲が投稿されたり、配信開始以降Spotifyで大きな生成数を記録したり……。

染谷:はい。

——結果的に2021年以降のTikTokでのバズや再生数の急上昇に繋がっていったわけですね。

染谷:正直に言えば、サブスクリプション型のストリーミングサービスが導入された当初は、めちゃくちゃ腹が立ちました。音楽を作っている側の印象としては、「音楽の価値をこんなに下げちゃって大丈夫なの?やばいでしょ」みたいな感覚でしたね。だから、当初は自分達の作品のサブスク解禁にも否定的だったんです。けど、一方で海外の人達は簡単にCDも買えないし、正規ダウンロードできない国もあった。実際に聴きたいと思ってくれている人達がたくさんいることを考えて、すごく悩んだんですが、2018年に多くの曲を解禁することにしたんです。ちょうどその時期に「Lampはコンテンツがしっかりしているから、インターネット上のインフラを整えておくだけで上手くいく」という助言をしてくれる人もいて、オープンな方向に考えを切り替えました。

——繰り返しになりますが、これまでのLampの活動スタンスとSNSやストリーミングサービス上のバズ的な現象っていうのは、ある意味で相反するもののようにも思えるんですが、そういうメディア環境の中で自分達の曲が大きな支持を得るという現象について、どう感じてらっしゃいますか?

染谷:大きく分けて2つ思うところがあるんです。1つは、これまで自分達はいつか多くの人に長く聴いてもらえる音楽をやっていると信じて活動してきたので、そういう意味では、あまり驚きがないといいますか、「当然」という気持ちがあります。

矛盾するようですが、その一方で驚きの気持ちもあります。というのも、TikTokにしてもYouTubeにしても、おっしゃるとおり自分達の価値観や美意識、考え方とは相容れないものだと思ってきたので。そういうところで広まっているというのは不思議な気持ちです。けど、これは1つ目の話に戻りますが、結局は中身をしっかり作ってきたからこそ、そういう現象に繋がっているんだろうなとも思っています。

榊原:まあでも、最初は意味が分からなかったよねえ。

染谷:香保里さんは今でもかなり嫌がっているよね。

榊原:「バズ」とか「海外で聴かれている」みたいなことにフォーカスする記事が上がったことで、初めて知る方にはそこばかりが注目されているような気がして、すごく嫌でした。矛盾しているけど、私にはLampの事を秘密にしたいっていう気持ちが結構あるんです。あと、『恋人へ』のジャケットがアニメ調のイラストになってたりするじゃないですか。

——いわゆる「ミーム」になっていますね。

榊原:そう。始めのうちは、そういう文化にあんまり詳しくないから、ギャグとして消化されているのかも、とショックでした……(苦笑)。今ならなんとなくわかりますけどね。

事前の宣伝活動無しでリリース

——そういう大波が来ている状況を受けて発表される新作ということで、音楽業界的な常識だと、「今回は勝負作だからガンガン宣伝していこう!」みたいなノリになるところだと思うんですが、ガンガン押すどころか、プレスリリースすらないし、サンプルも配布しないで予告なくデジタルリリースをするというスタイルですよね。これはなぜなんでしょう?

染谷:これは関しては、僕の独断で、業界内にアナウンスをしないどころか、2人にも情報解禁日含め、なんの相談もせずにそうしたんですよ。そもそも関係者が先に聴けることが当たり前になっていることに対して疑問もありました。それとTwitter等に書いたような理由もそうですが、単に僕が捻くれ者というところもあるかもしれません(笑)。あと、こうすることによって僕もリリース自体を楽しみたかったというのもありましたね。

榊原:前作の時とか、自分達でプレスリリース作らなきゃだったり結構大変だったので、今回はそういうの一切やらなくていいって大陽が言った時めちゃくちゃ嬉しかったけどね(笑)。

——仮にレーベルを介してフィジカルリリースをするとなると、収益的なところの調整が必要になるのはもちろん、いろいろとスケジュールを逆算して動かなくてはいけなくなるから、DIYなスタイルを貫きたいアーティストにとっては実質的に制約が増えてしまうというのもありますね。

染谷:そうなんです。自分にとってはそれが何よりも神経を削られる作業なんですよ。単純にとてもキツくて。

——だからデジタルでいきなり出した、と。

染谷:話が少し戻りますが、海外で人気が出たことは良いことばかりではなくって。もともと僕は日本のリスナーの方々が熱心に僕らの音楽を聴いてくれるのを嬉しく思ってて、ネット上の感想から批評的なものまで検索して読んだりするのが楽しかったんですね。

でも、こうして海外でかなり広まって所謂ライト層のリスナーが増えて、そういう方々からものすごい量のコメントやDMが来るようになったんですが、そこに書かれていることがどれも似たようなコピペみたいな文章ばかりで、「本当にこの人は僕達の音楽を聴いているのかな?」と思うような内容のものも少なくなく、そういうのを読んだり返事をしたりすることに疲れてしまい、ちょっと哀しいことなんですけど、最近は一切のDMやコメントを読まなくなってしまいました。

今回、20曲入りのアルバムにしたのも、本当に僕らの音楽自体を好きな人に向けたいという気持ちがありました。Spotifyの再生回数上位曲しか聴いていないようなファンを名乗る人たちに対して「どうだ、どうせ君たちは全部聴かないだろう」という気持ちもあって。みんな好きで聴いてくれていることには変わりはないから、あんまり言いたくはないのですが……。

——ラジカルですね。

染谷:正直、そういう「ファン」に向けてプロモーションするくらいなら、むしろ流行ってくれない方が良いくらいに思っています。それよりも納得の行くものをちゃんと作るということの方が、自分達にとっては重要で。サブスクでの再生回数がどうしたとかはこの際全くどうでもいいと思ってリリースしました。

もちろん、たくさん聴かれて短期的な収入が増えるとかは悪くないことですよ。けれど、そういうことよりも、好きなこと、長期的に納得できることをやっていく方がはるかに大事なんです。目先のことに囚われたようなものを出すことの方が、僕らにとって不利益だと思います。

それと、長いこと音楽を作り続けていると、結局音楽の言葉にできない部分に惹かれているんだなというのを改めて感じるんですよね。それだけを追い求めている、といってもいいくらいです。言葉で説明するプレス資料なりを作らなかったのにはそういう理由もあります。とにかく、音楽をそのまま音楽として聴いてくれたらそれでいい、という気持ちですね。

——最後に、今後の予定を教えてください。

染谷:今は具体的な予定はゼロです(笑)。「常識」でいったら、CDとレコードも出して、レコ発ライブをやって、みたいなことになると思うんですけど、まだはっきり決まっているものはないですね。ツアーは国内に限らず、海外も広く回ろうという話をちょうど調整しているところです。

Lamp 『一夜のペーソス』

■Lamp 『一夜のペーソス』
2023年10月10日リリース
1. 夕星のペーソス
2. ラスト・ダンス
3. 曖昧で憂鬱な僕たちの
4. 帰り道
5. ミスティ・タウン
6. 角をまがれば
7. 八月のカレンダー
8. 深夜便
9. 彼女の時計
10. ウィークエンド
11. 秋の手紙
12. Summer Triangle
13. ベッドルームの午後は
14. ふゆのひ
15. 月世界旅行
16. 古いノート
17. 朝靄の中を
18. 部屋にひとり
19. 夜の霧雨
20. 未だ見ぬ夜明け

Lamp : 染谷大陽、永井祐介、榊原香保里
Produced and Directed by 染谷大陽
Mixed by 染谷大陽 (except 「夜の霧雨」 by 永井祐介)
All arrangement by Lamp (except strings arrangement on 部屋にひとり by シンリズム)
 Recorded and Mastered by 中村茂樹
https://linkco.re/gQtY1r1s

author:

柴崎祐二

1983年埼玉県生まれ。2006年よりレコード業界にてプロモーションや制作に携わり、多くのアーティストのA&Rディレクターを務める。現在は音楽を中心にフリーライターとしても活動中。編共著に『オブスキュア・シティポップ・ディスクガイド』(DUブックス、2020)、連載に「MUSIC GOES ON 最新音楽生活考」(『レコード・コレクターズ』)、「未来は懐かしい」(『TURN』)などがある。 Twitter @shibasakiyuji

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