「The 5th Floor」と「Nozza Service」による企画展「KIMYŌNA UTSUKUSISA」が1月20日から開催 ラッセル・モーリスやジョナサン・ザワダ、YOSHIROTTENが参加

キュラトリアル・スペース「The 5th Floor」と東京を拠点に世界中の芸術家や顧客にアートに関するサービスを提供する会社「Nozza Service」(以下、「Nozz」)はコ・キュレーションによる「KIMYŌNA UTSUKUSISA」を1月20日から2月4日まで開催する。初日の1 月20日18時からは、誰でも入場できるオープニング・レセプションを開催する。また、展示最終日の 14 時からキュレーターと作家によるトーク・イベントも開催予定だ。

「The 5th Floor」は、キュラトリアル・スペースを掲げ、アカデミズムを下敷きに現代美術の先端を体現するプログラムを実施。「Nozz」は、美術館から地下シーンまで、現代美術から商業芸術まで縦横無尽に多種多様なアート・サービスを提供しており、今回は両者がタッグを組み、「Nozz」との関わりが深いラッセル・モーリス(Russell Maurice)、ジョナサン・ザワダ(Jonathan Zawada)、YOSHIROTTEN(ヨシロットン)の3人の作家が新作と旧作を織り交ぜて展示を行う。

モーリスは、ほ自然の造形を基点にしつつ、人工物、とりわけ廃棄物が自然環境の中で曝け出す姿やカタチに美を見出してしまう、私達ちのえもいわれぬ眼差しを露呈させる。また軽石を用いた新作は、自然と人間の手による造作が無作為に混じり合う風景を切り取っているかもしれない

ザワダは、彼の関心が、NFTという技術を介した記憶のあり方やその未来への伝承の可能性、あるいはAIやビックデータの影響による私達の道徳観や美意識の変容、そしてデータの容れ物であるデバイスとのコミュニケーションといった視点から展開する。

YOSHIROTTENは、2018年の「FUTURE NATURE」と2023年の「SUN」、どちらも自主制作の大型個展で発表されたいくつかの作品を再展示。太陽や雲、滝といった自然のアイコンを前述の要素を軸に操作して作られた作品群は、自然とデジタルが混交する独自の造形言語の一端であり、空想科学の視点を通して身の回りの世界を再解釈させる。

■「KIMYŌNA UTSUKUSISA」
会期:2024年1月20日〜2月4日
オープニングレセプション:2024年1月20日18:00〜21:00
トークイベント:2024年2月4日14:00〜(詳細は追ってSNS等にて告知)
会場:The 5th Floor  
住所:東京都台東区池之端3-3-9 花園アレイ5F 
時間:13:00〜20:00 
休日:月、火、水
入場料:¥500(学生無料)
主催:The 5th Floor, NOZZA SERVICE

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TOKION EDITORIAL TEAM

2020年7月東京都生まれ。“日本のカッティングエッジなカルチャーを世界へ発信する”をテーマに音楽やアート、写真、ファッション、ビューティ、フードなどあらゆるジャンルのカルチャーに加え、社会性を持ったスタンスで読者とのコミュニケーションを拡張する。そして、デジタルメディア「TOKION」、雑誌、E-STOREで、カルチャーの中心地である東京から世界へ向けてメッセージを発信する。

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