-
連載「時の音」Vol.10 西川美和が描く小説とはまた違う、映画ならではの伝えるべき物語『すばらしき世界』
2021年2月11日より全国公開された『すばらしき世界』。西川美和監督は、3年の歳月をかけて脚本を完成させた。人間の本質を映し出す今作品についてのインタビューとプラスもう少し。 -
連載「時の音」Vol.9 杉本博司が4半世紀以上にわたり取り組む江之浦測候所 運命とも因縁ともいえる数々の “奇譚”
2017年10月に神奈川県小田原市江之浦に「遺作」と言う「江之浦測候所」をオープン。2020年10月には彼の数寄を凝らした集大成的著作『江之浦奇譚』を上梓。 -
連載「時の音」Vol.8 このめまぐるしい社会の中で Night Tempoがレトロカルチャーに見出す魅力
懐古主義に陥らずに一貫したスタンスで活動するNight Tempo。彼と日本のシティポップや同時代のものとの関係性について。 -
連載「時の音」Vol.7 進化を続けるBABYMETAL 見たことのない景色に辿りつくまで
結成10周年を迎えたBABYMETALが語る「10年で変わったこと、変わらないこと」。 -
連載「時の音」Vol.6 心のつながりとあらゆる記憶のスイッチ 塩田千春が闘病の先に見せた生への切実な希求
これまでベルリンを拠点に、世界各地で300本以上の展覧会に参加してきた、美術家の塩田千春。今、自身の身体と魂を、今後の芸術表現をどう考えるか。 -
連載「時の音」Vol.5 あいまいな境界線上で生きるということ 黒沢清が描き出した危機の時代のリアリティ
最新作『スパイの妻』でヴェネチア国際映画祭銀獅子賞を獲得した映画監督・黒沢清。自身のキャリア初となる歴史物作品で描き、問いかけたものとは。 -
連載「時の音」Vol.4 immaに見る、リアルもヴァーチャルも関係ない自分らしさとポジティブな思考
日本初のヴァーチャル・インフルエンサー・immaに素朴な疑問から個々の発信力の強さ、パンデミックについて聞く。 -
連載「時の音」Vol.3 もっともっと素直に生きよう ホームから世界とつながるCHAIの現在
CHAIが活動当初から掲げるコンセプトを振り返る。さらに新型コロナウイルスの流行により変化した日常を通して、曲作りやライヴをどう捉えるようになったか。 -
連載「時の音」Vol.2 ジャーナリズムでもドキュメンタリーでもない ヨシダナギが見つめる美しさの新たな可能性
初期衝動の美しさや絶対的感覚は変わらない。世界中を飛び回って撮影を続けてきたヨシダナギの目には今、何が映っているのか。 -
連載「時の音」Vol.1 “Undreamt Chapter” 変わっていく世界と変わらない自分のコントラスト 三宅純が「TOKI…
パリを拠点とし世界を舞台に活躍する音楽家の三宅純。4月には大作『Lost Memory Theatre act-1~act-3』(2013~2017)の序章と位置付けられる『Stolen from strangers』(2007)が、アナログ盤で復刻されたことも記憶に新しい。ジャズやクラシックからシャンソン、エレクトロ、南米、ブルガリアン・ヴォイスまでそのサウンドは国境やジャンルはおろか、時間という概念をも超越する。そんな希代の音楽家、三宅純が新型コロナウイルスのパンデミックに揺れる中、「TOKION」に楽曲を書き下ろした。