漫画『ミンゴ イタリア人がみんなモテると思うなよ』(小学館)で初連載を獲得したイタリア人漫画家・ペッペ。自身は2019年に『テラスハウス東京編』や今年1月3日に放送されたドラマ『潜水艦カッペリーニ号の冒険』に出演するなど、モデル、俳優としての活動も行っている。
1人のイタリア人男性から日本のカルチャーはどう見えているのか、そんな思いからペッペに漫画連載を依頼。連載ではペッペに日本独自のカルチャーを体験してもらい、それをショート漫画にして紹介していく。6回目は番外編として、イタリアに帰省中のペッペにミラノで人気のラーメンに挑戦してもらった。
——今回はペッペさんがイタリアにいるということで、代表的な日本食の1つであるラーメンを食べてもらいました。実際、「ミラノでおいしい」と言われるお店で食べてみて味はどうでしたか?
ペッペ:うーん……。ミラノでおいしいものを食べたいなら、間違いなくリゾットにした方がいい! 今まではどこの店で食べても、どの食材が入っても感動しました。
——今回食べたラーメンは何味でしたか?
ペッペ:日本みたいに、みそ・しょうゆ・とんこつ・しおみたいな分け方ではなくて、どのラーメンも変な食材のコンビネーションで選ぶのは困りました。中には刺身が入っているものもあってびっくりしました。僕は今回ベジタリアンラーメンにしてみました。
——イタリアならではのラーメンってあるんですか?
ペッペ:1つはペペロンチーノラーメンだったから、それかな(笑)。
——それだったら、普通にペペロンチーノ食べいたい気もしますけどね。ちなみにペッペさんが日本で最初にラーメンを食べた時のことは覚えてますか?
ペッペ:よく覚えています。日暮里にある、「馬賊」という有名な中国ラーメン屋でちゃんぽんラーメンを食べました。本当においしくて涙が出た。写真撮って、Facebookに「ありがとう、ちゃんぽん」書いてあげたと思う。
——日本に戻ってきたら、まずは何を食べたいですか?
ペッペ:お米です。おいしい米が食べたい。久しく食べてないと、あの最初の一口がすごく懐かしく感じます。温かくて柔らかくておいしい日本の米。やばいね! すっかり味覚は日本人になってしまったかも。