ニューヨーク在住のフォトグラファー更井真理が、非常事態渦中であった2020年9月のニューヨークを撮影したドキュメンタリーフォトブック『SEPT. 2020 NYC』を出版した。また、それに合わせての写真展も4月4日まで東京の「SO1」で開催中だ。
このタイミングでの写真集発売と写真展の開催については、「コロナの非常事態がまだまだ世界中で続く中、海外渡航もままならないこの時期に出そうと思いました。ニューヨークに行きたくても行けない。世界の裏側はどうなっているのか? ニュースやネット上だけではなく、ニューヨークの今を素直に伝えたいと思いました」と更井はコメントする。
また、「コロナ禍における写真家の役割とは?」との質問には、「写真家の役割は人によって異なるので一概には言えませんが、私はこの機会を利用してニューヨークのリアルを存分に写真集にまとめることができました。この一冊は大切なコロナ時代の貴重な記録となると思います」と話す。