NANZUKAは、東京・原宿の神宮前3丁目に新しくフラッグシップ・ギャラリー「NANZUKA UNDERGROUND」をオープンする。同ギャラリーは、昨年10月から市街地再開発によるビルの建て替えに伴い、長らくクローズしていたメインスペースとなるギャラリー。中村哲也によるカスタムペイントを全面的に施した外壁に空山基のロゴを冠して、2021年5月末日に竣工。キックオフとなるモリマサトの新作個展は6月5日から開催される。また、同ギャラリーでは年内に、Haroshiやクリスチャン・レックス・ヴァン・ミネン、Wahab Saheed の個展も予定している。
2016年以来5年振りとなるモリの新作個展「Lonsdaleite Year」は、モリの徳島での日常生活を綴った絵日記とも呼ぶことのできるシリーズ。モリは、自分の興味や関心を“熱中”と呼べる次元まで高めることで、創作活動のエネルギーを発電。昆虫採集、川遊び、動物や植物の育成、ゲームや漫画といった遊びの延長にあるアーティストの日常は、やがて作品のソースとなって回収される。今展覧会では、1年以上の準備製作期間を経て完成した、新作の大作のキャンバスペインティング12点とブロンズ作品4点を発表する予定だ。