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連載「The View My Capture」Vol.18 写真家・Yuki Kawashimaが異国で目にした、遠く離れた大切な…
異国の地で目にする後ろ姿は、面影として僕に大切な誰かを思い出させてくれた。日本で見る景色とは違っているのにどこか懐かしいと感じる瞬間が、遠く離れた街にいても存在していた。 -
連載「The View My Capture」Vol.16 写真家・塚本倫子が被写体であるダンサーの「後ろ姿」に惹かれる理由
誰かの背中を意識して撮影したことはほとんどないが、作品として後ろ姿を選ぶことが多いのは、彼等の背中が美しいからなのか。ダンサーが背中で語るように、後ろ姿に惹かれるのは必然なのかもしれない。 -
連載「The View My Capture」Vol.15 写真家・八木咲が見る「後ろ姿」と被写体が見ている世界
あなたが見ている世界をあなたごと見ると、世界が光に満ちていることに気が付く。あなたが光の中にいることで、私は闇の中にいても世界と繋がることができる。 -
連載「The View My Capture」Vol.14 写真家の顔も持つミュージシャン・斉藤雄哉が見る「後ろ姿」と、そこにある…
僕は他の人より後ろ姿を見ている時間が長い気がする。その表情は見えなくてもその人の放つ音や空気、仕草、リズムなどから感情は伝わってくるものだし、そういう瞬間に心地良さを感じることも多い。 -
連載「The View My Capture」Vol.13 写真家・Sean Hazenがライフワークである旅の記録の中から写し出…
自分が心地いいと思う距離と角度を探しながら、彼等が日常を生きていることで作られる風景を受け入れて絵という1つのピースがハマった瞬間を納めた形が「後ろ姿」の作品になったのだろう。 -
連載「The View My Capture」Vol.12 写真家・池田礼の解釈する写真を見るという行為と「後ろ姿」の連帯について
後ろ姿を「過去」、正面の姿を「現在・未来」と考えた時、その対の関係のなかですべてのものが双方を同時に内包している。過去に意識を向けることによって、現在・未来へと繋がっていく。写真を見るという行為には、その連帯があるからこそ豊かさを感じざるを得ない。 -
連載「The View My Capture」Vol.11 国内外のファッション誌を中心に活躍している写真家・刈馬健太が表現する「…
後ろ姿とは、霞がかかっており「完全にこれだ」と把握することのできない物事だと思っている。それはミエナイものでもあるが、何か未来を見据えた時に、その時の感覚値レベルとの相性が合うことで後ろ姿を捉えられる瞬間が生まれるのかもしれない。 -
連載「The View My Capture」Vol.10 映像作家や写真家として活動する西村理佐が今の気分に「後ろ姿」を重ねて見…
襟足や後ろ髪を目で追いながら道を歩く時、どうか振り向いてと願ったことはないだろうか。そう願うわりには声をかけることは思い留まる。声をかければ簡単に叶うものの、人はついややこしさを選択して奇跡として願ってしまうのだ。 -
連載「The View My Capture」Vol.9 写真家・青木柊野が時間線を通して写し出す、「後ろ姿」と自分との関係
自分が撮った写真群の中の後ろ姿は僕にとって時間を分断させる。情報が少ないが故に、久しぶりにも最近の出来事にも思える。それは過去であるはずなのに、未来に後ろ姿を見ることもある。 -
連載「The View My Capture」Vol.8 写真家・富澤大輔が写し出す、いつもの日常、初めて見る日常
故郷を離れる時に、父の形見のカメラで写した被写体はどれも大切なモノだった。父がのぞいていたファインダーを改めてのぞくことで、父の「眼差し」を感じようとしていたのかもしれない。