マルタン・マルジェラのドキュメンタリー映画が日本で公開決定 本人達の言葉から謎多きキャリアに迫る

マルタン・マルジェラのドキュメンタリー映画『マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”』が9月17日に日本で公開される。「メゾン マルタン マルジェラ(現メゾン マルジェラ)」の創設者で、ほとんど公の場に姿を見せなかったことでも知られるマルジェラの謎多きキャリアとクリエイションに迫った作品だ。

監督は、マルジェラと同じくアントワープ王立芸術学院卒業生であるドリス・ヴァン・ノッテンのドキュメンタリー映画『ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男』なども手掛けたライナー・ホルツェマー。マルジェラ本人も「このドキュメンタリーだけ」「顔は映さない」という条件のもと本作に出演しており、ドローイングや膨大なメモ、7 歳で作ったというバービー人形の服などプライベートな記録を公開するほか、ドレスメーカーだった祖母からの影響、ジャン=ポール・ゴルチエのアシスタント時代、彼のブランドを代表する“タビブーツ”の誕生、「エルメス」のデザイナー就任、そして 51歳に突然引退するまでを、タイトル通り自身の言葉で語っている。また、ゴルチエや2001〜2011年にフランス版「ヴォーグ」の編集長を務めていたカリーヌ・ロワトフェルドといった関係者も出演する。

公開決定にあわせて「メゾン マルタン マルジェラ 」のキーカラーである白を基調としたティザービジュアル、シルバーの“タビブーツ”やデッサンを移したカットも解禁された。

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TOKION EDITORIAL TEAM

2020年7月東京都生まれ。“日本のカッティングエッジなカルチャーを世界へ発信する”をテーマに音楽やアート、写真、ファッション、ビューティ、フードなどあらゆるジャンルのカルチャーに加え、社会性を持ったスタンスで読者とのコミュニケーションを拡張する。そして、デジタルメディア「TOKION」、雑誌、E-STOREで、カルチャーの中心地である東京から世界へ向けてメッセージを発信する。

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