デヴィッド・ボウイと「ダブレック」がコラボしたシンセサイザー「ボウイ・スタイロフォン」が発表された。「ダブレック」のオンラインストアで取り扱っており、価格は£29.95(約¥4,600)。ボウイの音楽を紹介する記念ブックレットが付属する。他にも“BOWIE”のロゴがプリントされたキャリーケースが£12.95(約¥2,000)とバンドル£41.95(約¥6,400)も数量限定で販売中だ。
コラボレーションは、今月ベルリンで開催された世界最大のシンセサイザーの祭典「SUPERBOOTH21」の開幕に合わせて発表。ボウイが1969年に発表したシングル「スペース・オディティ」はスタイロフォンを使用した最初のヒット曲として知られ、以降もボウイがキャリアを通じて愛用し続けた。2002年に発表したアルバム「Heathen」に収録された「Slip Away」でも使用されている。
機能はスタンダードの「スタイロフォン」と同様で、カラーはホワイトのみ。エンボス加工された“BOWIE”のロゴが特徴だ。付属するブックレットには、プロデューサーのトニー・ヴィスコンティやマーク・アダムス等が提供した写真を使用されている。
スタイロフォンは、付属のペンで鍵盤をなぞって音を出す電子楽器で、子供向けのトイ・シンセとして発表したものの、その独特なサウンドからボウイの他に、クラフトワークも愛用している。