TOKION EDITORIAL TEAM 今の気分にフィットする、手に入れたいアイテムをTOKION視点でピックアップする「Tokyo Wish List」。今回は、冬に使えるスポーツアイテムにフォーカスする。ここ数年は、シンプルなデザインが主流だったけれども、徐々にエスプリの効いたウェアが各ブランドからリリースされている。中でもメゾンブランドでは、コーディネートのスパイスに使えるウェアがデリバリーされている。この冬のスタイルの主役にぜひとも取り入れてみては。
PRADA
再生ナイロンでデザインされたアイコニックなダウンベスト
ラフ・シモンズの加入により、また新しい世界を魅せてくれている「プラダ（PRADA）」から、再生ナイロン“Re-Nylon（リナイロン）”を使ったダウンベストがリリースされている。鮮やかなイエローボディには、同ブランドを象徴するトライアングルロゴがキルティングで美しく表現されている。さらに胸元にはネームを掠れプリントで落とし込んでいる。なにより、海洋投棄された漁網や埋められたカーペットなどの繊維廃棄物を再生、洗浄して再利用した再生ナイロンが使われているのが、高いポイントだ。ナイロンにこだわり続けるブランドの真骨頂をぜひともコーディネートに取り入れてみてほしい。ダウンベストは、パーカを入れてボリュームを持たせてもいいし、ロングコートを下に取り入れて変化を楽しむこともできたりと、万能な点も嬉しいところ。
プラダ クライアントサービス 0120-45-1913
CELINE HOMME
大小のチェッカーが落とし込まれたメタリックなトラックジャケット
エディ・スリマンがデザインを手掛ける「セリーヌ オム（CELINE HOMME）」から登場するのは、メタリックなボディにチェッカー柄が映えるトラックジャケット。今季も昨シーズンに続いてスポーツにカジュアル、そしてドレッシーと、幅広いラインアップを展開する同ブランドの中でもこの1枚は、印象的なプロダクトではないだろうか。まさにレトロなデザインながらも素材を生かし都会的な1着に仕上がっている。ルックでは、ロングコートの下に合わせていて、エレガントでありながらも遊びが効いていたのだが、1枚で合わせても十分に活躍するはず。寒い時はアウターの中に、室内では1枚でとさまざまなシーンで取り入れたい。今回紹介の1着の他にも「セリーヌ オム」では、スポーツライクなアウターはリリースされているので、ぜひともチェックしてみてほしい。
セリーヌ ジャパン 03-5414-2145
GIVENCHY
グラフィックアーティストの作品を大胆に使ったフードジャケット
アメリカとパリ、2つの国が持つカルチャーをミックスすることで新しい世界を切り開くマシュー・M・ウィリアムズによる「ジバンシィ（GIVENCHY）」。その新作では、友人でもあるグラフィックアーティストのチトとコラボレーションしたコレクションを発表した。チトは、シアトル生まれでメキシコを拠点に活動するアーティストで、このコレクションでは、チトがエアブラシによって制作したグラフィックをプロダクトの随所に使っている。中でも今回ピックアップしたフードジャケットでは、大胆に取り入れられており、バックには、保護と忠誠のメッセージを持つ犬のグラフィックがビッグサイズで落とし込み、アームにも作品を使用するなど、コラボレーションを象徴する1着になっている。まさにアートをまとったこの1着は、ストリートな着こなしにもなるし、ジャケットなどと合わせて上品にコーディネートもできるので、着回しを自由に楽しみたい。
ジバンシィ表参道店 03-3404-0360
Photography Erina Takahashi
Styling Takuya Raita
